年に数回ある「学習の診断」。
過去問を入手することはなかなか難しいということはコチラで説明しました。
塾に通っている人はそれぞれの診断テストがどのような傾向なのかについては説明を受けることができるかもしれませんが、
塾に通っていない自宅学習生はそういった情報がなかなか手に入らないのが現状。
どういった内容が出題されるのか気になりますよね。
「学習の診断」の雰囲気を事前に知っておきたい、というのであれば「模擬テスト」を受験することをお勧めします。
模擬試験を受ける意味とは
外部の模擬試験を受けるのには受験生にとってメリットがたくさんあります。
自分の本当の力を知ることができる
定期テストによって自分の得意不得意はわかると思いますが、ではどのくらいできるのかというのは実は学校の点数だけではよくわかりません。
なぜなら学校の先生が作るテストはその時によってレベルが違ってくるからです。
模擬テストは総じてバランスよく作られているので、自分の本当の力を客観的にとらえることができます。
返却された分析結果を見ることにより、これからどんな勉強が必要なのか具体的な計画を立てることが可能です。
自分のポジションがわかる
「学習の診断」の結果は県全体の平均を出ししていませんので、学校によって平均点もバラバラ(学校によっては保護者に平均点すら開示していない学校もあります)です。
こういう状況のなか、お子さまがその学校を志望する受験生の中でどのポジションにいるのか、
合格の可能性が高いのか低いのか、
何もわからないまま勉強しなければなりません。
そういうことを具体的な数字を使って、客観的に知らせてくれるのが模試です。
模試を受験することで、目標の志望校まであとどのくらいの力が必要なのかがわかり、今後の勉強の計画をしていくうえで、非常に参考になります。
実戦練習の場として
入試は定期テストと違い、初めて見る問題も数多く含まれています。
入試はいわば一発勝負。
普段通いなれた学校とは違い、初めて行く場所で見知らぬ人たちに囲まれて受験することとなります。
こうした中で「普段と同じ気持ちで」というのは思っている以上に難しかったりします。
中学生は外部の模試を受ける機会もないので、本番の入試に備え、学校以外の場で試験を受ける体験は必要かもしれません。
香川県で受けられる模擬試験は
県下で受けられる模擬テストは大きく2種類あります。
模擬テストで重要なことは「予想問題を当てること」ですので、どちらの模試も過去の模試を分析して作られています。
どちらのテストも「学習の診断」に準拠した内容となっているために、大まかな傾向を知るためにはぴったりといえるでしょう。
公立高校チャレンジテスト
こちらは高松高等予備校が主催する模擬テストです。
高松高等予備校はみなさんご存知の通り、香川では老舗の予備校、数多くの卒業生を出してきましたので、信頼度は十分あります。
会場は2か所(高松:高松予備校 丸亀:村上学園高等学校)となっています。
この模試の特長は以下のようになります。
ポイント
(1)学習の診断と同一範囲で出題!!
(2)県下中学生多数参加!!
(3)詳細な解答解説集を試験終了後に配付!!
(4)志望校内順位、弱点分野がわかる個人成績表・統計資料をスピード返却!!
ここがメリット
受験日前日まで申し込みが可能
格安の受験料
ここがデメリット
会場が2か所しかない
受験者が少ない
香川県統一模擬テスト
こちらは香川県内最大級規模の模擬試験です。
毎年年間6回の試験に、のべ9000人を超える中学3年生が受験します。
受験会場も県内の参加塾であればどこでも受けることが可能です。
この模試の特長は以下のようになります。
ポイント
香川県公立入試問題や診断テスト完全準拠版模擬テスト
国公立・私立3校の合否判定
連続受験による正確な志望校判定データ
県内どこでも受験できる試験会場
ここがメリット
県下最大規模の受験者数なのでデータも正確
近くの塾で受験が可能
ここがデメリット
模擬試験にしては費用も高く、全6回受験するとそれなりに出費がかかる