ここでは『学習の診断』の社会の勉強法について解説していきます。
まさに「暗記科目」と呼ばれるくらい、どれだけ知識が身についているかを問われる社会。
もし成績が伸び悩んでいる人がいるのであれば、まずはこの社会科に取り組むことをおすすめします。
なぜなら、やったらやった分だけ直接点数に跳ね返ってくる教科だからです。
社会の点数が上がる→「やればできる」という自信に→他の教科にも意欲が湧く
そういった好スパイラルにつなげることができるのがこの教科です。
社会の勉強についてみていきましょう。
全体の流れをつかむことから
「覚えればいいんでしょ」と思っても、あまりにも覚える内容が多すぎてどこからどう手を付けていいのかわからない。
あるいは、覚え始めてはみたものの、結局最後まで続かなかった。
そんな声をよく聞きます。
「学習の診断」は5教科を一度に行うわけですから、できるだけ効率よく勉強を進めたいところです。
もし普段から平均点以上をとっている人ならば、次で紹介する一問一答式の問題集をおすすめしますが、
そうでない人、つまり社会が苦手な人にはいきなり一問一答式の問題集はあまりおすすめできません。
なぜなら、その言葉の背景にある、時代や場所がイメージしづらいからです。
以前公開された「ビリギャル」では、主人公が「歴史マンガ」を読むところから勉強が始まりました。
たしかに活字を読むのが嫌いな人の中にはマンガだとわかりやすいと思う人がいるからです。
ですが、それでも時間はかかります。
そんなときにおすすめなのが、「7日で総復習」とか「10日で完成」といった短期間で一通りの勉強ができる問題集。
大事なところが凝縮されているので短時間で一通り勉強が可能です。
まずはこうした問題集を使って、学習内容のイメージをしてほしいと思います。
暗記におすすめの教材
一通りイメージが掴めたら、あとはひたすら覚えるのみ。
そのためには一問一答式の問題集がぴったりです。
左側に問題が書いてあって右側に答えが書いてあるようなタイプの問題集です。
毎日○個ずつ覚えていくというふうに計画も立てやすいので、勉強のスケジュールに組み込みやすかったりします。
また、今ひとつやる気がでないときや勉強のリズムを付けるのにも一問一答式の問題集をおすすめします。
短時間のうちに多くの重要用語が覚えられるのでお勧めです。
簡単な流れ
- 問題集をコピーします
- コピーに赤で答えを書き込みます
- 赤シートで答えを隠し、順に覚えていきます
- 覚えたらノートに書き出します
- 違えた問題をチェックし、1~4をひたすら繰り返していきます
記述問題こそチャンス
記述で答える問題、と聞くとスグに飛ばして次に進む人がいます。
でも実は非常にもったいないんです。
なぜなら、学習の診断の記述問題は配点も高く、しかもそれほど難しい問題が出ないからです。
何年もテストを見ていると
「ああ、また出たんだ」
という問題も多く見られます。
例えば、
「工業地帯が沿岸部に多い理由」
「昼間の人口と夜の人口の違いが起きる理由」
「一揆の連判状が円形の形をしている理由」
など、定番の記述問題も結構あります。
しっかりと得点を取っていくためには、普段から記述問題にしっかりと取り組み、きちんと答えをかけるようにしておきましょう。
まとめ 『学習の診断』の社会はこうやって解こう!
最後に社会の問題の解き方についてまとめてみました。
1.問題が配られたら、一通り目を通す。
問題の量や内容が過去問と大きく変わっていないかを確認することは大事です。じっくり見る必要はありません。30秒くらいで終わりにしましょう。
2.暗記系のできそうな問題から取り組む。
問1からやる必要はありませんので、得意な単元から取り組みましょう。問題を読んですぐに答えが浮かぶ問題をリズム良く進めていきます。
3.最後まで一通り終わらせる。
最後までやることで安心できます。
4.最後の見直しは語句のチェックを
他の教科に比べて、漢字の割合が多いテストです。誤字脱字は避けたいところ。
「漢字で述べよ」という問題以外はわからなければひらがなで書くこと。
おすすめの問題集をまとめています。