「学習の診断」とは

香川県の学習の診断とは?

香川県の中学生の学力がどの程度なのかを知るために欠かせないのが「学習の診断」。

中学生は必ず「学習の診断」と呼ばれる実力テストを受けなければなりません。

たいていの場合は

「学習の診断」

とは言わず、

「診断テスト」

と言っております。

この「学習の診断」とは一体どのようなテストなのでしょうか。

「学習の診断」は県下一斉で行われる実力テスト

「学習の診断」はいわゆる範囲の決まった定期テストとは違って、

それまで学習してきたこと全般の力が問われるテストになります。

しかも、定期テストと違って、テスト期間が設けられず

また、県下一斉に行われるため各学校の行事に左右されることもありません

普段の日常生活の中で行われるため、なかなか「学習の診断」のためだけに勉強をするのは難しいのです。

ボンノー
年間を通して行われるために、普段の勉強を充実しておく必要があります。

「学習の診断」は成績をつけるためのテストではありません

「学習の診断」は定期テストと違い、直接内申点には結びつかない(でも、関係ないわけではないですよ)テストだったりします。

ではいったい何のために行うのでしょうか。

それは高校選ぶ際の重要なデータとなるためです。

正直言って、中間や期末テストの成績は本人の頑張り次第でどうにかなります。

勉強が苦手な子でも、思わぬ点数を取ることだってあるでしょう。

しかし、出題範囲も広いため定期テストと違って高校入試は一夜漬けは通用しません。

定期テストだけで高校を決めることは極めて難しいのです。

だからこそ、「学習の診断」のような実力テストが必要なのです。

「学習の診断」の形式はまさに高校入試そのものです。

1日で5教科すべてを行います。

点数も、時間配分も、順番もほとんど入試と同じ形です。

特に3年生においては、この学習の診断の結果によって志望校を決定していくわけですから、

定期テストと同じくらい重要なテストであるといっても過言ではありません。

「先生、定期テスト、まずまずやったけん、○○高校受けたいんですが」

「でもな、診断テスト120点やろ?それでは受からんなー」

といった会話があちらこちらでされるわけです。

入試本番でどのくらい点数が取れるのかわからないため、学習の診断」の結果が志望校選択の際の鍵を握っています

ボンノー
定期テストができているからといって決して安心していてはいけません。

香川県の学習の診断の実施時期は?

中学1・2年生は毎年は2月中旬、中学3年生は7回実施されます。

実施される時期は次の通りです。

第1回 6月

第2回 9月

第3回 10月

第4回 11月

第5回 正月明けの1月上旬(迷惑なんだよなあ)

総合1回 1月中旬

総合2回 2月

これに定期テストが加わるわけですから、少々多いような気もします。

塾では、年中テスト対策をしている錯覚に陥ります。

でも、この「学習の診断」を行うことで、無理なく受験勉強を積み重ねていくことにもなるわけで、

その辺りはとてもうまくできたシステムだなあ、とは思っていますが。

香川県の学習の診断の範囲は?

学習の診断の範囲表については3年生は4月に配られます

1・2年生についてははっきりと定まっていないようで、

まあ、遅くても冬休み前には配られるようです。

気になる範囲は?というとですね、

1・2年生については診断テストまでに習ったところまで。

というより、学校の先生もたぶん診断テストに合わせて授業を進めていくので、

必然的にそうなります。

たいていはきちんとした先生が多いので、心配ないのですが、

中にはそうでない先生もいたりして、

「診断テストの前日になんとかテスト範囲が終わった」

ということもあるので、気を付けたいところです。

3年生については、ほぼ毎年変わりませんが、ざっくり言わせてもらうとですね、

第1回 1年の範囲

第2回 第1回+2年の範囲

第3回以降 1・2年+3年の習ったところまで

です。

ただし、数学は第1回、2回ともに3年生の範囲が含まれます。

また、英語は各回ともにそれまでに習ったすべてが含まれます。

いずれにせよ、広範囲にわたるテストのため、なかなか対策が取りづらいといえるでしょう。

ボンノー
年間を通して、いつ、何を勉強していくのか計画を立てることが重要です。

香川県の学習の診断と内申点との関係は?

定期テストや授業態度、提出物などが内申点に大きな影響を与えることはわかっていますが、学習の診断はどうでしょうか。

「診断テストは成績にはあまり関係ない」

「診断テストって、成績に入るみたい」

その両方を聞いたことがあります。

ただ、客観的に見て3学期のテストは学年末だけであり、学年末テストだけで成績をつけるのは難しく、

定期テストと同等までとは言えないものの、ある程度は成績に関係してくると考えます。

まとめ

香川県の公立高校受験で、受験先を選択するうえで「学習の診断」テストは欠かすことができません。

ただ、個人的には点数を取るのが目的ではなく、

「学習の診断」の勉強をすることで、受験に必要な力をしっかりと身につけていく

ことの方が重要だと考えます。

ぜひ早めの対策を心掛けていきましょう。

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